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星組 桜華に舞え/ロマンス 初日観劇感想の続き 礼真琴

公開日: : ブログ記事, 出演舞台

 

初日観劇の夜は疲れてざっくりとした感想を書きましたがもう少し詳しく書きたいと思います。

ネタバレありますのでご注意ください。

 

会津藩士八木永輝

今回のことちゃんの役は会津藩士八木永輝です。

桜華に舞えは明治維新前後のお話でそのほとんどが実在の人物です。紅さん、風ちゃん、そしてことちゃんが架空の人物となります。

配役発表のときに会津藩士ということでだいたいの役は想像できましたがどのような『役作り』になるのか楽しみでした。

 

プログラムのことちゃんのコメントからいくつか抜粋します。

薩摩に恨みを持ち、仇を討つ役所として存在

影のある、黒い部分を

愛奈姫を命を懸けて守るという使命を果たせず、ぼろぼろになり、どこか狂っていった

終始笑顔のない役

 

これらの役作りは想像を遥かに超えた出来でした。随所に上記のコメントが伺えるシーンが出てきます。

そして今回、とにかく桐野を憎んでいます。だれよりも憎んでいます。

話の本筋は歴史通り薩摩藩士対新明治政府の構図ですから、例えば新政府の誰かが桐野個人を憎んで殺したいということはないです。むしろ元々の同士ですから『しかたなく』戦争という形になってしまったわけで、別に殺したいわけではありません。もちろん隼太郎もその一人です。

 

しかし永輝は違います。

桐野個人を殺すことに命を懸けてます。

それは戊辰戦争に負け愛する愛奈姫を悲惨な境遇に追いやってしまったその首謀者が桐野だったからでしょう。愛奈姫への愛が強くてその愛奈姫の仇を討つことしか頭になくなってしまった。まさに『狂っていった』わけです。

この愛奈姫の仇を討つために桐野を殺すというしっかりした芯が永輝にあるので、全ての行動に『凄み』を感じられるわけです。

 

着流しが似合う

芝居の前半は着流し姿です。(一番最初の戊辰戦争の場面では帽子をかぶった藩の戦の格好ですが)

ことちゃんの和物、着物姿を若干心配していました。大丈夫かなあ?

いや全然問題ありませんでした。

たぶん顔がスッキリしたせいでしょうか。それともお化粧を頑張ったからかな。

とにかく立ち姿がすらっとしてるんですよね。

まあ身長はどうしようもないですから例えば紅さんのようなあそこまですらっとした姿とは比較できませんけどね。でも十分かっこいいです。

そのときの髪型もなんて言うんですかね、横はバサッと流して頭の上で長い髪を結んで後ろに垂らしてる。ポスターの北翔さんのような感じです。これがピッタリ似合ってます。

 

最初のシーンは街中でちょっとした騒ぎがあってそこにいた憲兵?たちと争うのですが、あの『高速ターン』が出ました。

早すぎて一瞬でしたがあのターンは意味があったのか?ちょっと疑問ですがことちゃんらしかった。

 

その後遊郭できーちゃんと会う場面では下手から登場しますが、左手は刀を押さえて、右手は懐に入れてるんですよ。わかりますか?

時代劇の浪人がよくやるやつです。ようはかっこつけてるんですね。そのかっこうで肩で風切りながらかっこつけて歩いてきます。その仕草も様になってたなあ。

 

軍服姿はさらにすらっとしてる

後半、抜刀隊に志願して紅さんたちと薩摩に行くときは軍服?です。

これまたよく似合います。すらっとしてたなあ、足が長く見えた(高い靴を履いてたかも?小声)

そして途中どの場面だったか定かではありませんが『タバコ』を吸います。それも舞台中央で。白い煙を立てながら。目立ちます。そしてかっこいい。

イヴァーノもタバコをふかしてましたがあれはちょっと背伸びした感があったけど今回はピッタリ芝居の流れに乗ってました。

 

愛奈姫への思い

永輝の役作りの根本に愛奈姫への愛?憧れ?があるように思います。

まあ姫ですから恋愛とはちょっと違うかもしれませんがもし永輝がそれなりの役職の人物だったとしたらその可能性もゼロじゃありませんからね。少なくとも愛奈姫を命がけで守る使命の中で姫に対する思いは相当大きなものだったでしょう。

その愛奈姫が戦争の結果、奈落の底へ落とされます。東京の遊郭にいる姫を見た時の永輝のショックは相当だったでしょう。自分が守りきれなかったために愛する姫をあんな惨めな境遇にしてしまった。そのとき桐野への殺意は決定的なものになった。

欲を言えば永輝が愛奈姫を思うシーンが一場面でもあると永輝が桐野を憎む感情がよりはっきりしてよかったと思う。しかしそれは1時間半の芝居では無理でしょうね。

 

銀橋ソロは鳥肌が立つ

新明治政府への不満をぶつけますが怖いぐらいの迫力があります。

年々感情を歌で表現することが進歩してることちゃんですが、永輝が乗り移ってます。

感情を出すだけのささやくような歌い方だけでは、ことちゃんの魅力半減になりますが、張り上げるところはスカッと歌い上げてくれてますので、十分に琴節を堪能できますよ。ただ若干歌が短いような気がします。もっと長くてもよかったのに。

 

仇を討つ

そして最後桐野のとどめを刺すのは永輝です。

殺し方は史実通り『銃』です。

抜刀隊は剣の達人たちですから最後は桐野対永輝の一対一の壮絶な立ち回りで、仇を討ってほしかった。しかしそれはさすがに改変できない部分でしょうか。

でもたぶんことちゃんが北翔さんを殺すのだろうという想像通りだったのはよかった。やはり目立つからね。

しかしその永輝も桐野を殺したらすぐに銃で撃たれて死んじゃうんですよね。永輝が死ぬ必要はあったのかなあ。まあどちらでも大差ないかな。

 

ことちゃんファンは十分に満足のいく役、公演ではないでしょうか。ほんとに新しい礼真琴を感じることができます。出番はそれほど多くないですが。

しかしご本人は結構ハードではないでしょうか。特に精神的に。慣れない役ですし永輝に完全になりきってますから。まだまだ公演は始まったばかりです。とにかく病気、怪我のないように千秋楽まで走りきってほしいと思います。

 

ファンの方は絶対に見ることをお勧めします。少々無理してでも。

 

ショーの感想は後ほど。

 

 

 

 

 

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